東京都U-12サッカーリーグ(Tリーグ)は、いちばん下のブロックリーグから最上位の1部まで、昇格の階段でつながっています。「うちの子のチームは、どうやって上のカテゴリーに上がっていくのか」——この記事では、2026年度の実施要項に書かれた昇降格ルールをもとに、下から上への上がり方を順を追って整理します。

Tリーグのピラミッド(下から上へ)
東京都の小学生年代(4種)は、大きく次の階段になっています。
- ブロックリーグ(1〜15ブロック。各地区の少年サッカー連盟が運営)
- 3部昇格リーグ(ブロックの上位が集まる、3部への入口)
- 3部(T3)
- 2部(T2)
- 1部(T1)
2026年度は、1部が10チーム、2部がA・B・Cの3グループ(各10=30チーム)、3部がA・Bの2グループ(各10=20チーム)。各グループとも10チームの2回戦総当りです。ここから、1段ずつどう上がるかを見ていきます。
① ブロックリーグ → 3部昇格リーグ
最初の関門は、所属ブロックのリーグで総合1位になることです。要項「12. 3部昇格リーグ戦へのブロックチームの推薦規定」には、こうあります。
(1)1〜15ブロックの前・後期リーグ戦総合1位の推薦チームと別枠推薦1チームの計 16 チームが出場。
- 1〜15ブロックの前後期総合1位=15チーム
- 別枠推薦1チーム(要項では、その年度のJA東京カップ中央大会優勝チームが所属するブロックの枠)=1チーム
- 合わせて16チームが3部昇格リーグに進みます。
つまり、まずは自分のブロックで年間を通して1位になることが、上の階段に足をかける条件です。
② 3部昇格リーグ → 3部
集まった16チームは、抽選で4つのグループに分かれてリーグ戦を行います。
(2)上記(1)の 16 チームを抽選にて 4 グループに分け、リーグ戦形式で昇格 4 チームを決定。
各グループの1位(計4チーム)が、翌年度の3部に昇格します。要項では、この3部昇格リーグは例年2月に開催(2026年度は2027年2月20日・21日が予定)です。
なお要項には、対象学年はその年のU-11で、出場できる選手にも条件がある旨が定められています(JA東京カップの各ブロック予選に初期登録された選手などが対象)。細かな出場資格は年度の要項で確認してください。
③ 3部 → 2部
3部(A・B)まで上がったら、次は2部への昇格です。要項「11. 2026年度自動昇降格」には、次のように書かれています。
- 3部A・Bの各1位(計2チーム)が、2部の下位チームと入れ替わって2部へ自動昇格。
- 一方で、3部2位〜8位は3部残留、9・10位はブロックリーグへ降格。
つまり3部では、グループ1位が2部への切符、下位2チームはブロックへ逆戻り、という設計です。
④ 2部 → 1部
最後の関門が、2部から最上位・1部への昇格です。
- 2部A・B・Cの各1位(計3チーム)が、1部の下位チームと入れ替わって1部へ自動昇格。
- 2部2位〜6位は2部残留、7位〜10位は3部への降格ライン(3部1位との自動昇降格を含む入替)。
1部側では、1位〜7位が残留、8・9・10位が2部へ降格します。3つのグループそれぞれの1位だけが1部へ上がれるので、2部から1部は最も狭き門です。
昇格ラインを一枚で
| 現在のカテゴリー | 上がるための順位 | 上がった先 |
|---|---|---|
| ブロックリーグ | 前後期の総合1位 | 3部昇格リーグ(16チームの1つに) |
| 3部昇格リーグ | 4組の各組1位 | 翌年度の3部 |
| 3部(A・B) | 各グループ1位 | 2部 |
| 2部(A・B・C) | 各グループ1位 | 1部 |
※順位決定は勝点(勝3・分1・敗0)→得失点差→総得点→当該チーム同士の対戦成績→抽選、の順(要項「10.」)。細部は各年度の要項でご確認ください。
上がるほど狭くなる、という現実
下の段は「ブロックで1位」でも道が開けますが、上に行くほど昇格枠は絞られます。3部・2部はグループ1位のみが自動昇格。特に2部から1部は各グループ1位の3枠だけです。逆に、下位に沈むと1段下へ降格・ブロック降格もあるため、上がる計画と同時に「残留ライン」を把握しておくことも大切です。
なお、2027年度は2部・3部のグループ数そのものが組み替わる再編が要項に示されています(2部→2グループ/3部→3グループ)。昇格の枠の見え方も変わるため、あわせて確認しておくと安心です。
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※本記事の昇降格ルールは2026年度の実施要項(令和8年3月11日発行)に基づく記載です。出場資格やグループ分けの細部、年度ごとの変更点は、必ず各年度の公式要項でご確認ください。