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かかとが痛い「シーバー病」を知る ― 成長期の踵の痛み

公開 2026年8月27日 全国ジュニアサッカーHUB編集部

かかとが痛い「シーバー病」を知る ― 成長期の踵の痛み
目次
  1. 1.シーバー病とは ― どこが、なぜ痛むのか
  2. 2.こんな様子に気づいたら
  3. 3.一般的なケアの考え方 ― 無理をさせないことが基本
  4. 4.自己判断しない ― 整形外科の受診を
  5. 5.次に読む

「走るとかかとが痛いって言うんです」——ジュニア年代の保護者から、膝の痛みと並んでよく聞く相談です。成長期にかかとが痛むとき、候補にあがるのが「シーバー病(踵骨骨端症/セーバー病とも)」です。膝のオスグッドが「膝の成長期の障害」なら、シーバー病は言わば「かかとの成長期の障害」。この記事は、シーバー病についての一般的な情報を公的な医療情報をふまえて整理したものです。自己診断や放置をすすめるものではありません。痛みが強い・続く場合は、整形外科の受診が大切です。

シーバー病とは ― どこが、なぜ痛むのか

シーバー病は、かかとの骨(踵骨)にある成長軟骨(骨端核)の部分に痛みが出る、成長期に多い障害です。医学的には「踵骨骨端症」と呼ばれます。おおむね8〜12歳ごろの、活発にスポーツをする子どもにみられやすいとされます。

かかとには、ふくらはぎの筋肉から続くアキレス腱が付いています。走る・跳ぶ・ダッシュ・ストップを繰り返すと、このアキレス腱がかかとの骨を引っぱる力が繰り返しかかります。成長期はかかとの骨のこの部分がまだやわらかく、骨の成長に筋肉の柔軟性が追いつきにくいため、引っぱる力の繰り返しで痛みが生じやすいと考えられています。オスグッドと起こる仕組みが似ていて、部位が膝か、かかとか、という関係にあります。

サッカーはダッシュ・ジャンプ・キック・急な切り返しが多く、かかとにも負担がかかりやすい競技です。硬い地面での練習や、合わない・すり減ったスパイクも負担を増やす一因になり得ると一般に言われます。

こんな様子に気づいたら

  • 運動しているとき、かかとの後ろや下が痛む
  • かかとを押すと痛い、つまむと痛がる
  • 走る・跳ぶ・つま先立ちで痛みが強くなる
  • 痛みをかばって、つま先寄りで歩く・引きずるような歩き方になる
  • 休むと軽くなり、また運動すると痛む

痛みの程度には個人差があります。「運動のときだけ少し痛む」段階から、「歩くのもつらい」段階まで幅があります。左右どちらか、あるいは両方に出ることもあります。

一般的なケアの考え方 ― 無理をさせないことが基本

シーバー病への対応として一般的に語られるのは、次のような考え方です。これはあくまで一般論で、実際の対応は症状の程度によって変わります。

  • 活動量の調整・休養:痛みが強いときに無理を続けると、悪化したり長引いたりすることがあります。痛みに応じて練習量や強度を調整し、痛む時期はしっかり休むことが基本とされます。
  • ストレッチ:ふくらはぎ・アキレス腱まわりの柔軟性を保つことが、かかとへの負担を減らすうえで役立つと考えられています(ストレッチ入門も参考に)。
  • アイシング:運動後に痛む部分を冷やして、痛みをやわらげる目的で行われることがあります。
  • 足元の見直し:かかとへの衝撃をやわらげるインソールやヒールパッド、状態に合った靴・スパイクが役立つ場合があります。ただし合う・合わないは個人差があるため、専門家に相談すると安心です。

大切なのは、**「痛みを我慢して続けさせない」**ことです。子どもは「試合に出たいから」と痛みを言わなかったり、かばって別の場所を痛めたりしがちです。周りの大人が歩き方や様子の変化に気づき、無理をさせない環境をつくることが、結果的に早い改善や再発予防につながります。

自己判断しない ― 整形外科の受診を

かかとの痛みは、シーバー病とは限りません。似た場所に痛みが出る別の障害や、まれに骨折・その他の原因が隠れていることもあります。だからこそ、痛みが強い・続く・腫れがある・歩き方が明らかにおかしい・日常生活に支障があるといった場合は、自己判断せず整形外科を受診してください。日本整形外科学会は、足・かかとの症状について一般向けの情報を公開しています。

医療機関では、状態に応じた診断と、その子に合った対応(活動の目安、リハビリ、インソールなど)を相談できます。「成長痛だから、そのうち治る」と決めつけて放置すると、痛みを長引かせたり、かばうことで別の不調を招いたりすることもあります。ネットの情報だけで「これはシーバー病だ」「この方法で治る」と決めつけないことが、遠回りを避けるコツです。

シーバー病は、多くの場合、成長とともに落ち着いていくと言われます。ただし、それは「無理を続けてよい」という意味ではありません。痛みのサインを大切にし、専門家と相談しながら向き合うことが、いちばん確かな向き合い方です。

※本記事は一般的な医療情報を編集部がまとめたものであり、診断・治療を示すものではありません。効果や完治を保証するものでもありません。かかとや足に気になる痛み・症状が続く場合は、必ず整形外科などの医療機関を受診してください。

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参考(出典)

※本記事は上記の公式・一般情報をもとに編集部がまとめたものです。用具の最新仕様・価格・在庫は各メーカー公式をご確認ください。

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