「うちの子はまだ中学のクラブ選びの段階なのに、高校の話?」——そう思うかもしれません。でも、ジュニアユース(中学年代・U-15のクラブや部活)で頑張る先にある大きな舞台のひとつが、冬に開かれる全国高校サッカー選手権です。いま関東各地では、その第105回大会に向けた県予選が進行中。東京は9月5日、埼玉は9月6日に1次予選が開幕しました。これは、いまのジュニアユース世代にとって"数年後の自分の景色"でもあります。この記事では、進路を考える保護者・選手向けに、選手権の全体像と予選の追い方をやさしく整理します。
高校サッカー選手権とは?──冬の全国大会
正式名称は全国高等学校サッカー選手権大会。今年で第105回(2026年度)を迎える、高校年代(3年生まで=U-18を中心とする2種)の大会です。各都道府県で夏〜秋にかけて予選を行い、勝ち抜いた代表校が、年末年始(2026年12月末〜2027年1月)の全国大会に集まります。
大事なポイントが、代表枠は原則「各都道府県から1校」であること。ただし東京都だけは「東京A」「東京B」の2代表を送り出すのが恒例で、これは全国で東京だけの特例です。つまり全国大会に出るには、まず自分の県の予選という狭き門を勝ち抜かなければなりません。ジュニアユースの子が「どの高校でサッカーを続けるか」を考えるとき、この舞台は一つの分かりやすい目標になります。
県予選の"段階"は都県で違う
見落とされがちですが、予選の仕組みは都県ごとにかなり違います。関東の代表的な3都県を、いま公表されている範囲で並べてみます。
- 東京都:全国屈指の激戦区。1次予選は全266チームを34ブロックに分けて実施され、9月5日に開幕しました。ここを勝ち上がったチームが決勝トーナメントでA・Bの2代表枠を争います。(チーム数・ブロック数は集約メディアの情報。最新は特設・公式で)
- 神奈川県:多段階方式が特徴。1次予選(20ブロック制)は6月に実施・終了し、勝ち上がった49校が2次予選へ。2次予選は9月26日開幕、決勝は11月8日が予定されています(会期が長い)。
- 埼玉県:昌平・西武台・武南など強豪がひしめく激戦区。1次予選は9月6日に開幕(組み合わせは8月29日に公式掲載)。約125チームを25ブロックに分けて行われる見込みです。(チーム数・ブロック数は集約メディアの情報)
このように、開幕時期も予選の段階数もバラバラ。「県が違えば地図が違う」くらいに考えておくと、進路先の高校がどんなルートを戦うのかがイメージしやすくなります。なお、具体的な対戦カードや結果・会場は日々動くため、この記事には書きません。最新は必ず下で紹介する特設・公式でご確認ください。
日程・組み合わせ・結果はどこで追う?
流動的な情報を追うコツは、「全体像は当サイトの特設で、確定情報は各県の公式で」という二枚使いです。
- まずは全体を → 高校サッカー選手権 関東予選ハブ(特設)。関東各県(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・山梨)の状況を横断で確認できます。各県ページには公式の組み合わせ表PDFを埋め込み、公式リンクも整理しています。
- 県ごとに詳しく → 東京都予選 / 神奈川県予選 / 埼玉県予選。
- 全国の公式は → JFAの第105回 全国高校サッカー選手権 公式ページ。
対戦・スコア・会場は各県公式が一次情報です。特設はあくまで「どこを見ればいいか」の道案内としてお使いください。
ジュニアユース世代の保護者・選手へ
高校選手権は華やかですが、そこへ至る道は一つではありません。強豪校の部活動を目指す道もあれば、Jクラブや街クラブのユース(クラブユース)という道もあり、こちらは高校選手権とは別の大会(クラブユース選手権など)を主戦場にします。どちらが上・下ということではなく、その子に合う環境かどうかが本質です。
いまジュニアユースの段階でできるのは、まず選択肢を知っておくこと。中学のクラブ・部活の選び方はジュニアユースに入るには(進路ガイド)、クラブと部活の違いはジュニアユースと部活動の違いで整理しています。中学年代のリーグの位置づけは東京U-15 Tリーグの仕組み、進路全体の考え方は進路とセレクションもあわせてどうぞ。高校年代の大会・順位表はU-18カテゴリからまとめて辿れます。
数年後、いまの子どもたちが立つかもしれない舞台。その予選が、まさに今日も関東のどこかで進んでいます。まずは関東予選ハブから、"その先"の景色をのぞいてみてください。